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骨折の治療
骨には生きた細胞があり、骨折しても治る能力を持っています。
しかし、条件を整えないと骨はつきません。
骨折部のズレが小さく、動きも少なく、骨折部に元気な細胞がたくさんあれば、つきやすいものです。
ですから、手術をせずに治すときは、骨折部がグラつかないようしっかりと固定するためにギプスを作るのです。
手術の場合は、皮膚を切開した後、骨折部がズレたり動いたりしないように金属製の板や棒を入れますが、骨折部の生きた細胞にも配慮します。
治療法や治癒日数は、折れ方やその人の状態により千差万別です。
骨折部は安静のためにギプスをしますが、それ以外の周囲の関節や筋肉は動かした方がよい、とされる事例が多いです。
一般的には、骨折したら整復や固定後、骨の自然な修復を待つのですが、最近、超音波を当てて骨の癒合を促進させる治療法が広がっています。
1日20分ほど治療器を骨折部に当てると、癒合までの期間を短縮できるといわれています。
骨折の予防
骨折の予防には、「何事においても事前の準備が必要」という意識づけが大切です。
つまり、運動をする前には十分な準備体操、車は安全運転でシートベルト着用、飲酒は泥酔状態を避けるなど、日常生活でごく当たり前のようにしている注意を怠らない、ということです。
また、高齢者は家の中でも骨折する危険性があります。
手すりや滑りにくい靴下、骨粗鬆症対策なども必要になってきます。
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