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骨折すると骨は強くなるのか
さて、いよいよ、この記事のタイトルにもなっている問題です。
結論として、骨折が治る過程で骨折部分が一時的に元の骨より太くなることはありますが、やがては元の骨と同じようになっていきます。
ですから、骨折をして以前よりも骨が強くなる、ということはありません。
骨を強くするためには
それでは、どうしたら骨は強化できるのでしょうか。
骨を強くするには、骨に負荷をかける運動が効果的です。
高齢者も次に紹介する運動をすることで骨の強化が期待できます。
片脚立ち
・片方の足を5~10㎝程度上げて、反対側の脚で1分間立つ
・反対側も同じ様に行う
これを左右1日3セット位おこないます。
立っている方の脚の付け根に負荷がかかり、骨密度があがります。
ただし、バランスを崩したときのために、すぐに机や手すりにつかまれるような場所でしましょう。
スクワット
・両脚を肩幅よりも少し広めに開き、足先は30℃位外側に開く
・腰を後ろに引くように、膝がつま先よりも前にでないようにして、膝を曲げる
以上を1日5~15回を2~3セットおこないましょう。
膝を曲げるのは5秒、3~5秒で元に戻します。
また、日常生活において、これらの運動をこまめに取り入れてもよいでしょう。
たとえば、歯磨きをしながら片脚立ち、歌に合わせてスクワットなど、楽しみながら長く続けて、強くて健康な骨を作りましょう。
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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