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執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
1月23日は「花粉対策の日」として、日本記念日協会に登録されています。
花粉症に悩まされる患者さんは、例年3月中旬以降からゴールデンウィーク頃までで、その後秋頃にまた多くなります。
そこで、花粉には早め早めの対策が必要であり、なおかつスギ花粉症が多い1~3月に適切な対策をしておきましょう、という見地から、花粉問題対策事業者協議会(JAPOC)が制定しました。
そんな記念日にあたり、改めて花粉症対策の基本をおさらいしましょう。
花粉症対策の基本
花粉症は一種のアレルギーです。
充血・涙・かゆみといった「目の症状」、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった「鼻の症状」が特徴です。
これらのアレルギー反応を回避するには、当然のごとく、刺激となるアレルゲンに近づかないこと、遠ざけることがポイントになります。
花粉症対策はこれを基に「外出時」「家の中」「就寝時」のシーン別に示しています。
外出時
・花粉飛散情報のチェック:インターネットや気象情報が有効
・花粉の飛散が多い日の外出を控える
・外出の際は花粉対策アイテムを着用:メガネ、マスク、ツルツルコート、帽子など
・帰宅後の洗顔やうがい:身体に付着した花粉を洗い流す
・帰宅時に玄関で花粉をシャットアウト:室内に花粉を持ち込まないよう家族で徹底する
家の中
・床の拭き掃除やこまめな掃除で、知らず知らずのうちに室内に侵入する花粉を排除する
・とくに花粉の飛散が多い日は、窓やドアをきちんと閉めて、室内への侵入を防ぐ
就寝時
・風呂やシャワーで花粉を洗い流す:寝る前の習慣化が有効
・布団を外に干さない:飛散の盛んな時期はできるだけ布団乾燥機などを活用。布団の表面を掃除機で吸うのも効果的
・枕元の花粉をふき取る:床やベッドだけでなく、枕回りも少し湿らせたティッシュやタオルで拭いておく(寝ている間に花粉を吸い込まない対策)
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