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甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモンの関係
甲状腺ホルモンには、体の発育を促し新陳代謝を活発にする役割があります。
甲状腺ホルモンを調節するために、脳の下垂体前葉から「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」が放出されます。
このTSHは、甲状腺ホルモンのわずかな変動も敏感にキャッチし、甲状腺ホルモンの量が一定に保たれるように調節しています。
一方甲状腺ホルモンは、脳に作用してTSHの分泌を抑制しています。
つまり、両者は互いにバランスを取りあっている関係なのです。
甲状腺ホルモンの役割
甲状腺ホルモンのおもな役割は次の3つです。
成長や発達を促す
:胎児や小児の正常な成長・発達を促す
細胞の新陳代謝を高める
:脂肪などを燃やして必要なエネルギーをつくり、体の成長や機能を高める
交感神経を刺激する
:交感神経が刺激されると、手が震えたり脈が速くなったりする
このように、甲状腺ホルモンには「活動のためのエネルギーをつくりだす」という働きがあります。
「やる気ホルモン」といわれるのは、快適な生活をするために必要不可欠なホルモンという見地からでしょう。
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