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血管の弾力性
一般に歳をとるにつれて血管は老化して硬くなっていきます。
いわゆる動脈硬化です。
血管が何歳相当に硬くなっているか、血管の老化度合いを示す指標となるのが「血管年齢」です。
血管は、老化にともない弾力を失って硬くなります。
そうすると血流が悪くなり、皮膚トラブルや肩こり・腰痛、冷えなどの症状が現れます。
さらに悪くなると、心筋梗塞や脳梗塞など「血管病」のリスクも高まります。
血管の構造は、外膜・中膜・内膜の三層になっています。
それぞれ役割は違うのですが、なかでも内膜を構成する「内皮細胞」は、血液を若返らせるカギになります。
内皮細胞は、動脈硬化のもとになる有害物質を血管壁に侵入しにくくする役割を持っています。
この内皮細胞をケアするために、食生活や生活習慣を改善することが大切です。
血管が回復する、つまり血管年齢が若返ると、弾力性(やわらかさ・しなやかさ)も戻ってくるのです。
血管の細さ
生まれつき血管が細い人もいますが、身長と同じように変えることは出来ません。
これに対して、運動不足などから筋肉量が少なくて血管が細い人がいます。
この場合は、筋肉量を増やす運動をして、血管を太くすることが可能です。
また、動脈硬化で血管壁が硬くなり血管の内径が細くなるケースもありますので、前述の血管の弾力性を高めるケアをすると効果が期待できます。
採血時の「穿刺(せんし=注射針を入れる)」においてなかなか針が入らないのは、ひとつには血管が細いという理由があります。
ほかにも、血管が弾力性を失って硬くなっている、採血の成功率が高い血管を選択していない、といった理由も考えられます。
さらに、女性や肥満の人のなかには、腕の脂肪がスムーズな穿刺を阻んでいる場合もあります。
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