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恥の文化:周囲の目が気になる
人間関係は自分と相手との意識が交差・交流する機会ですが、日本人は昔から生き方の中で「恥をかくことをよしとしない」文化を築いてきました。
欧米の個人主義とは対照的に、「人にどう思われようと我が道を行く」とは正反対の、「人目にかなう」生き方を重んじてきました。
それが現代にあって、しかも脆弱な形で現れているのが「大人の人見知り」かもしれません。
周囲の人目を気にし、人目が気になるあまり、動きが取れなくなったり、自由を束縛されてしまっている状態が社交不安症の日本版とも言えるでしょう。
大人の人見知りはなおるのか?
内因性の精神疾患と違って、不安障害は神経症的な不調や疾患です。
これに近似する大人の人見知りも社交不安症の治療法の応用で改善をすることは十分に可能と考えられています。
特に心理療法の中でも次の3つがすすめられています。
・認知行動療法
ネガティブな考え方に気がつき行動を改善していく精神療法です。
・リラックス法
緊張を解いたり、緊張感と距離をとるストレス解消法です。
・暴露療法
次に述べます。
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