(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
歯のために、全身の健康のために、歯周病予防を!
丁寧な歯磨きをサボっていると歯周病につながります。
歯周病はじめ歯の病気には、最新技術を駆使したさまざまな治療法があります。
しかし、たとえば、インプラント(歯を抜いた後を補う人工的な歯の根っこ)を入れても、その後普段のケアを怠っていれば再発します。
なにより日常の歯のケアが重要なのです。
そこで、歯周病予防には次のようなことに留意するよう歯科の専門医が提起しています。
禁煙:タバコは歯周病最大のリスクファクター
歯ブラシに血がついたら受診する:歯磨き時の歯肉の出血は、プラークの菌が感染して歯肉が腫れている証拠
電動歯ブラシを使う
フロス(歯間を掃除する糸ようじのようなもの)や歯間ブラシを活用する
キシリトールガムを噛む:プラーク予防
うがい薬を過信しない:プラークを落とす効果はうがい薬にはない
1日1回舌ブラシ(タングクリーナー)を使って舌苔を落とす
定期的な歯科健診の必要性
虫歯と違って歯周病は気づきにくいといわれています。
また、手入れが不十分でプラークを除去できず、歯石化してしまうと自力では取れません。
現在、歯の点検は法定健診ではありませんが、自力で歯のケアをするのはなかなか難しいものです。
その点を考慮すると、自発的に1年に1~2回、歯石除去を目的に歯科を受診する、という予防の姿勢は大切です。
人生100年時代、改めて「健康な歯」の重要性を考えて、定期的な予防治療をはじめてみてはいかがでしょうか。
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
スポンサーリンク