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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
健康や美容に良いとされるニンニク、ネギ、ニラ、キムチなどの食材。
でも、食べたくても営業でお客さんに会う予定やデートを控えているときなどは、エチケットを重んじて食べない…という方も多いかもしれません。
でもどうしてもいま食べたい…。そう思うことだってありますよね。
周囲に不快な思いをさせないためにも、においの原因と対策を予備知識として蓄えておきましょう!
ニンニク・ニラ・ネギ…においの原因
ニンニクもネギもニラも同じヒガンバナ科(旧ユリ科)に属する植物です。
「香味野菜」とも呼ばれるこれらの食材は、どれも香りが強いという特徴があります。
キムチにもこれらの食材が使われますので同じにおいがします。
俗に言う「ニンニク臭」のにおいが口臭になると、ニンニク好きの人はさておき、そうでない人や職場などでは敬遠されてしまうこともしばしばあります。
ところで、このにおいの原因は「アリシン」という化合物です。
ネギやニンニクに含まれている硫黄化合物のアリインが、調理の過程で傷つけられると酵素の作用によってアリシンが生成され、独特の刺激臭を発するようになります。
なおかつ、アリシンは体内で吸収・分解され肺に達して気化すると、口臭となって出てきます。
肺から出る臭いであるため、食べたあとに歯磨きなど口臭ケアをしても消すことはできません。
また、におい成分は汗と一緒に排出もされるので、体臭がきつくなり食べた翌日までにおいが残ることもあります。
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