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ガングリオンはなぜできる?
ガングリオンは主に、関節包(かんせつほう)という関節を包むふくろや、腱鞘(けんしょう)という腱を包んでいるふくろの部分にできます。
腱とは筋肉と骨を結びつけるスジのようなものです。
関節包や腱鞘には潤滑液となる滑液が入っていて、私たちの手や足などの関節がスムーズに動くようになっています。
関節や腱のあたりにできるガングリオンは、この関節包や腱鞘のふくろにつながっていて、潤滑液がガングリオンに送られ濃縮することで、ゼリーのような物質ができるのです。
しかしながら、ガングリオンができる明確な理由はまだわかっていません。
一般的に若い女性に多く発症する傾向が見られますが、手をよく使う人にできやすい、というわけではないようです。
ガングリオンの症状
ガングリオンは良性の腫瘤で、無症状のことが多いようです。
ただし、できた場所によっては神経を圧迫してしまい、その結果として痛みやしびれ、麻痺のような症状を伴うことがあります。
また、ガングリオンは皮膚にくっついているわけではありませんので、触ると皮膚の下をツルツルと動くような感触になります。
ニキビなどのように自分で潰すことはできませんが、気にし過ぎて頻繁に触ったり手を酷使したりすると、腫瘤が大きくなる可能性がありますので、注意が必要です。
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