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季節性アレルギー性鼻炎
ダニやハウスダスト、ペットの毛やフケなどは、アレルゲンが一年中あります。
ぜんそくや皮膚炎などの症状を季節に関係なく引き起こすため、通年性アレルギーと呼ばれています。
これに対して花粉症は、原因となる花粉の飛散する時期にだけ症状が出ることから「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれています。
花粉症はスギやヒノキといった春に花粉の飛散する植物へのアレルギー反応が多く、春の病気として認知されてきました。
加えて環境省の花粉症情報サイト(※)を始めとする多くの啓発や対策なども、春の花粉症を想定した情報が多いのです。
秋の花粉症については春ほど情報提供がないことも、広く知られない一因かもしれません。
※環境省『花粉観測システム(愛称:はなこさん)』(http://kafun.taiki.go.jp/)
秋に発症する花粉症のアレルゲン
春のスギやヒノキに対して、秋の花粉症の原因になる主なアレルゲンは次のような雑草です。
・ヨモギ(8月中旬~10月中旬)
・カナムグラ(8月中旬~10月中旬)
・イラクサ(9月上旬~下旬)
・ブタクサ(9月中旬~10月中旬)
ヨモギやブタクサのようなキク科の植物、さらにはイネ科の植物も花粉症の原因になるといわれています。
日本医師会(※)によると、キク科やイネ科の草花は水気の多い空き地や河川敷に群生するため、このような場所で遊んでいる子どもにアレルギー症状が出ることが多いそうです。
ですからこの時期、空き地や河原での外遊びには注意が必要です。
※日本医師会『秋の花粉症-空き地や河原に注意-』(http://dl.med.or.jp/dl-med/people/plaza/392.pdf)
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