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秋の花粉症の症状
花粉症でよく知られる症状は、クシャミ・鼻水・鼻詰まりの「鼻の三大症状」と、涙・かゆみ・充血などの「目の症状」です。
このほかにも、のどや皮膚のかゆみ、熱っぽい感じや下痢などが挙げられます。
また、最近では原因となるアレルゲンとたんぱく質の構造が似ている野菜や果物を食べると、口の中が腫れたり痒くなったりする「口腔アレルギー症候群」が起こることもわかってきました。
こうした春の花粉症と同じ症状が、秋の花粉症にも現れます。
ただし、一般に秋はアレルゲンとなる花粉の粒子が春よりも小さいため、鼻から気管にまで至って、ぜんそくのような症状やのどの奥に痛みが生じるなどの症状も見られます。
夏から秋にかけて、季節の変わり目に起こる秋の花粉症は、夏風邪と間違われやすいという点も注意が必要です。
風邪やインフルエンザとの違い:風邪との見分け方
風邪やインフルエンザと花粉症の症状には、次のような相違が指摘されています。
全身の痛み:インフルエンザは症状がひどい、風邪や花粉症にはほとんどない
熱:インフルエンザは高熱、風邪は微熱が多い、花粉症は時々微熱程度
鼻水:風邪やインフルエンザは最初のうちサラサラしていても段々と粘り気が出る、花粉症は透明でサラサラとした鼻水がとめどなく出続ける
クシャミ:花粉症は何度も出る、風邪やインフルエンザはそれほど出ない
鼻づまり:風邪やインフルエンザは症状が出ても数日続く程度、花粉症は長引いてひどくなる
のどの症状:風邪やインフルエンザは痛みや腫れを伴う、花粉症の場合、春はイガイガ感が強く、秋は痛みや腫れにつながることがある
咳:風邪やインフルエンザは症状がひどくなり数日間続くことが多い、花粉症は出ることがある程度
【参考】医療法人社団杉本クリニック『アレルギー性鼻炎、風邪、インフルエンザの見分け方』(http://sugimoto-clinic.or.jp/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%83%BB%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%88/iryounohinto/allergic_rhinitis/)
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