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副乳ができる理由
「副乳」は医療用語で、生まれつき乳房の数が多い場合、専門的には「多乳房症」と呼びます。
とは言うものの、副乳は決して病気ではありません。
ヒトと同じ哺乳類の仲間である犬や猫には、何対もの乳房があります。
実は、ヒトの赤ちゃんも、お腹の中にいる6週頃には、7〜9対の乳腺の基となる組織をもっています。
しかし、基本的には9週目頃に一対を残し、他は退縮します。
ところが、この過程でいくつかが退縮せずに残って発育すると乳腺となるのです。
副乳はワキの下から通常の乳頭、太ももの内側にかけての、通称「ミルクライン」と呼ばれるライン上の、どこにでもできる可能性を持っています。
副乳に気づくきっかけ
副乳は目で見て明らかに分かるケースのほか、健康診断などで指摘されて初めて知ることも少なくありません。
また、年齢を重ねるとともに乳腺の組織が発達し、膨らんできて初めて気づく人もいます。
とくに女性ホルモンの影響を受けやすく、女性の場合は月経の周期と連動して、しこりのようなものが固くなったり、痛みがでたりこともあります。
さらに、授乳をしている期間は通常の乳房と同じように膨らみ、少量の母乳がでることもあります。
授乳期の腫れは徐々におさまっていきますが、痛みが辛い場合はアイスノンなどで冷やすと和らぎます。
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