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執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
可愛らしい双子の赤ちゃんを見かけると、なんだか微笑ましくなります。
同時に二人を育てる苦労をする分、たくさんの幸せも享受できる…
そんな双子の子育てに憧れる人もいるかもしれません。
しかし、双子の出産は望んだら叶うのでしょうか。
一説によれば、双子は遺伝ともいわれています。
今回は双子が誕生するメカニズムや遺伝についてご説明します。
双子はどのように生まれるの?
生命が宿るのは、通常、排卵された1つの卵子に1つの精子が結びついて受精卵となり、子宮のなかに着床することから始まります。
人間の身体には、基本的に1回の月経周期で1つの卵子を排卵する仕組みが備わっているため、妊娠と聞くとお腹に一人の赤ちゃんがいるイメージを抱くと思います。
しかし、何かのきっかけで受精卵が2つに分かれたり、1度に2つ以上の卵子が排卵され、それぞれに精子が結びついたりすることがあります。
こうして複数個の受精卵が子宮に着床すると、双子や三つ子が生まれる可能性が出てくるのです。
ところで、双子と言えば「一卵性」「二卵性」という違いを聞いたことがあるでしょう。
もともと1つの受精卵が2つに分かれて育つと「一卵性の双子」、2つずつの卵子と精子がそれぞれ受精して別々の受精卵として同時に育つと「二卵性の双子」になります。
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