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ファイト・オア・フライト
ファイト・オア・フライトは、ストレス反応を説明するときにもよく用いられるフレーズです。
「fight or flight」、即ち「逃げるか戦うか」の危機状況に置かれたとき、人間や動物が起こす本能的反応を指しています。
こうした危機状況において、何かによって物理的・精神的に脅かされたり危害を加えられたりすることを恐れる心理が「恐怖」です。
この時、生理的には「血の気が引く」「動機が激しくなる」「冷や汗が出る」「震える」「失禁する」などの反応が起こります。
急激なストレスに対して自律神経である交感神経が働き、戦うにせよ逃げるにせよ、ドーパミンやノルアドレナリンが分泌され、ある種の陶酔状態に陥るのです。
そして、生き延びるための行動を起こすエネルギーが提供され、危機的状況の克服が可能になります。
原始からプログラミングされているこうした反射的行為は、昔のような生命の危険はなくなっても、「怖いもの見たさ」といった形で残っているのかもしれません。
好奇心
未知のものごとに遭遇した時、意味や理由を知りたがる心理「好奇心」も、動物や人間に備わっている基本的な欲求です。
動物の場合は「探索行動」と呼ばれます。
「好奇心」にもいくつかタイプがあり、例えば「知的好奇心」は知識と理解を求めようとする意欲で、科学・技術の発展を後押しする原動力の一つになっています。
また、「冒険心」は世界の未開地を開拓してきました。
しかし、「野次馬根性」などの欲求は個人のプライバシーをのぞき見するなど困った面も持っています。
こうした好奇心の類が「怖いもの見たさ」に関与している場合も少なくないでしょう。
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