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産後うつとは:マタニティー・ブルーズとの違い
「マタニティー・ブルーズ」は「産後うつ」と似ている産後のメンタル不調で、ほとんどの方が経験するといわれています。
落ち込んだり涙もろくなったり、家族や周囲の人にイライラしやすくなったりします。
このマタニティー・ブルーズは、産後数日後から起こって2週間以内に自然によくなります。
それ以上症状が続くと、産後うつの可能性が考えられます。
産後うつは産後1年以内に起こりますが、とくに3~6か月で発症するケースが多いとされています。
また、産後うつは重症化しやすく、自分を傷つける行為や死んでしまいたいと考えて実際に行動に移すなど、命に関わるほど深刻な状態に陥る場合もあります。
程度によっては、入院や薬による治療、専門的なカウンセリングが必要になります。
対策:自治体のサポートも活用しよう
産後の子育てで、周囲に頼れる人があまりいないときはどうすればよいのでしょうか。
まずは、地域のサポートなどを活用して育児環境を整え、誰かの手を借りながら育児ができるようにすることをお勧めします。
出産後の自分に見合ったサポートを探すのは手間かもしれませんが、母子手帳をもらった担当の課や出産した施設に問合わせや相談をしてみるとよいでしょう。
住んでいる地域によって内容は異なりますが、たとえば次のようなサポートがあります。
詳しくは各自治体のHPなどを確認してください。
母子手帳受け取りのときの助産師や保健師との相談
妊娠中の母親学級や両親学級
出産後の保健師や助産師による訪問
産後に受けられる助産師の産後ケア
出産して退院後に受診できる産後健診
産後ドゥーラや子育て経験者による産後生活サポート
家事代行サービス
ファミリーサポート会員による上の子の送り迎えや一時預かりなど
※1 出産前後の女性を支援する専門家
※2 地域において育児や介護を助ける会員組織
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