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執筆:南部洋子(看護師)
監修:岡本良平医師(東京医科歯科大学名誉教授)
40〜50代といえば、まだまだ働き盛りの年代。職場の第一線で活躍している人も多いでしょう。
同時に、身体のあちこちに不具合が生じ、病気にかかりやすくなる年齢でもあります。
人間の身体は、健康が損なわれると直接的・間接的に何らかのシグナルを出します。このシグナルに早期に気づくことで、重症化を防げる病気は少なくありません。
ここでは、そんな病気のシグナルのひとつである「黄疸(おうだん)」について解説します。
血液中のビリルビンが増加した状態=黄疸
「黄疸」とは、皮膚や白眼などが黄色くなった状態を指します。
これは、血液中に含まれる黄色い色素「ビリルビン」の濃度が高くなった状態です。
肝臓や胆嚢に病気がある場合や、胆管の閉塞などの異常がある場合に発生します。
組織が黄色くなるほか、全身の倦怠感(だるさ)や皮膚のかゆみが生じる、尿の色が濃くなるなどの症状が出ることもあります。
病気のシグナルとしては気づきやすい部類に入るでしょう。
黄疸が生じたら、放置せずにただちに消化器内科を受診してください。
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