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予期せぬ 自宅出産 と、選択する 自宅出産 があります。6月24日、お笑いコンビ「はんにゃ」の川島章良さんに第1子が誕生しました。所属事務所の発表によると、出産予定の夫人が急に産気づいたので救急車の出動を要請したところ、その到着を待たずにお産が始まったそうです。駆けつけた救急隊員の助けで2786グラムの女の子が無事誕生しました。川島さんは「嫁ちゃんが凄すぎてありがとうの気持ちでいっぱいです」と、コメントを残しています。
救急車も間に合わないスピード出産とは何ともハラハラさせますが、母子ともに健康とのことなので、結果的にはとても幸福な 自宅出産 となりました。自宅出産 には、川島家のように予期せぬものもあれば、自ら選択するものもあります。
予期せぬ 自宅出産 の場合
「産院に到着する間に生まれそうだ」というときは、まずは産院に状況を説明してどうしたらよいのかを尋ねましょう。通常であれば、出産のために救急車を呼ぶことはありませんが、間に合わない場合は別です。産院から救急車を呼ぶようにと指示されることもあります。
出産が始まってしまったら、自宅出産 の覚悟を決め、赤ちゃんを産み終えてから救急車を待ちましょう。生まれてくる赤ちゃんには暖かい部屋が必要です。すこし暑いかなと思えるくらいがちょうどよい温度です。破水で部屋を汚さないために、ビニールシートか新聞紙を床に敷きます。清潔なバスタオルも用意してください。
取り上げてくれる人がいない場合は、生まれてくる赤ちゃんが落下しない姿勢(横向きで寝るなど)でできるだけゆっくり時間をかけて出産します。赤ちゃんが生まれてきたらバスタオルでくるみます。羊水で濡れた赤ちゃんは冷えやすいので注意しましょう。赤ちゃんを包む薄い膜(羊膜)が残っている場合はふき取ります。
お母さんは仰向けに寝て、赤ちゃんを自分の胸の上でうつぶせにして抱きかかえます。羊水を吐き出しやすいように顔は横向きにしておきましょう。赤ちゃんが生まれてから5分~30分で胎盤が出ますが、感染を防ぐため、へその緒は自分で切らないでください。バスタオルとお母さんの体温で赤ちゃんを温めながら救急車の到着を待ちます。
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