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ここでは 卵子凍結のメリットとデメリット についてご紹介します。
年齢とともに卵子が老化することはご存知の方も多いでしょう。特に「35歳を過ぎるとどんどん卵子が老化する」といわれ、独身女性や出産経験のない女性は慌てている人もいるかもしれません。結婚はいつでもできますが、出産できる年齢には期限があります。
そんななか、2013年11月には、健康な未婚女性が将来の妊娠に備えて行う「卵子凍結」が可能になり、2015年2月には千葉県の浦安市が少子化対策として、卵子凍結に公費助成を出すという取り組みまで出されています。
パートナーがいなくても将来を考えて卵子だけ残しておくということができるとしたら、あなたは「卵子凍結」をしたいですか?
卵子凍結のメリットとデメリット :そもそも…「卵子凍結」って?
卵子凍結とは、放射線療法を受ける前の若年女性がん患者や、パートナーのいない女性が将来の妊娠を考え、卵子を取り出して凍結保存することをいいます。取り出された卵子は液体窒素のマイナス196℃で保存され、妊娠を希望する際に体外受精を行います。
卵子凍結によって、身体の事情や加齢とともに子どもができなくなることへの不安が軽減されます。一方で、妊娠や出産には卵子だけでなく母体となる身体の年齢も大きく関わるため、現段階では卵子凍結による妊娠率は低く、凍結しても必ず妊娠できるとは言えない状況です。
また、日本生殖医学界のガイドラインによると、卵子の採取は40歳未満まで。受精卵の移植は45歳未満までと決められています。
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