(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
現在、経営者として活躍中の村井氏は3年前に突然うつ病になり、様々な苦しみを経験しながらも、克服しました。村井氏は、うつ病に苦しむ人々の為に改善のきっかけになればと考え、自らの体験を執筆しようと決意しました。今回は、「うつ」状態が悪化していく状況について、語って頂きます。(なお、本記事内で説明されている症状、治療内容はあくまで村井氏個人の体験したものです。)
うつ病療養施設 へ
5月の大型連休明けの最初の月曜日、リュックサックと旅行用のキャリーバックにはち切れんばかりの衣類を詰め込んで会社に行き、全社員が集まる8時からの朝礼に出て、突然の入院と、必ず帰ってく ることを告げて足早に会社を出ました。皆の前で伝えた病名は、ちょっと頑張りすぎたための自律神経失調症でした。
朝から激しく雨が降る中、ずぶ濡れになりながら郊外の病院に向かいました。パンフレットで見る限りはリゾートマンションの様な療養施設で、経営母体も先生方もとてもしっかりしています。ここで3か月、何も考えずに自然に囲まれて過ごせば治るのではないか…と期待が膨らみます。
入院費は1日あたり一万五千円。一万八千円の部屋もあり、高い方が治りも早いのではないかと思いましたが、空きがありません。入院中にも部屋が空くことなく、うつ病の人が増えていることを実感しました。
スポンサーリンク