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執筆:南部洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
監修:坂本 忍(医学博士 公認スポーツドクター・日本オリンピック委員会強化スタッフ)
水下痢の原因と正しい対処法 を知っていますか?
季節の変わり目は、水分調整がうまくいかず、お腹を壊したりするケースもありますが、いつもの下痢とちょっとちがう……。ほとんど形のない水分量の多い水下痢が起きることもあります。これって大丈夫なんでしょうか。
水下痢の原因と正しい対処法 :理想的な便の水分量って?
私たちは、通常食事や飲み物から1日約2ℓの水分を摂取しています。
そして胆汁や胃液、膵液といった消化液が混ざって、腸管には1日約8ℓほどの水分が流れ込みます。
そのうち約6ℓが小腸で、約2ℓが大腸で吸収されるのです。
理想的な便の水分量は70~80%で、「バナナ状」で適度な粘度があります。
下痢の症状である「軟便」の水分量は、80~90%で、それよりもっとドロドロした状態を「泥状便」水分量がそれ以上で形をとどめていなものが「水様便」または「水下痢」と呼ばれます。
腸の運動が過剰になることで、消化物が早く腸を通過してしまい、腸内で水分を吸収できず、その水分が便と混ざって、便がゆるくなり下痢という症状になります。
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