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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
監修:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
「シンデレラ・コンプレックス」という言葉、聞いたことはありますでしょうか?
これは、1981年にアメリカの女流作家コレット・ダウリングが提唱した造語で、童話「シンデレラ」にちなんだ名称です。
“女性には「誰かに面倒をみてもらいたい」という潜在的な依存願望があり、そのために精神的な自立を果たせないでいる”と、ダウリング女史は主張しています。
今回はこの「シンデレラ・コンプレックス」について、詳しく見ていきましょう。
シンデレラ・コンプレックスの女性像
仕事をバリバリこなし、自立していて周囲からはキャリアウーマンとして認められています。
しかし、心の奥では「誰かに甘えたい、頼りたい」という気持ちが強く、ストレスを抱えているのが、シンデレラ・コンプレックスの女性像です。
形の上では自立しているようでも、精神的・心理的には自立しておらず、しかもそれを自覚できていないというわけです。
そのことが端的に現れるのは「恋愛」で、「白馬の王子さまがいつかは迎えに来てくれる」という依存的な気持ちが内心強く、恋愛はできても結婚となると、理想が高くうまくいかないことになります。
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