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片付けができない、掃除ができない、洗濯ができない…。
こんな、汚部屋の住人といわれる若い女性たちが話題になっています。
彼女たちはとにかく物が捨てられません。
クローゼットには何年も着ていない服がぎっしりあり、粗大ごみはベランダや玄関先でホコリまみれです。
ひどい例では、台所のジャガイモは発芽してあたかも栽培中、冷蔵庫の食品もカビが生えて発酵中…、と書き出せばきりがありません。
なぜ彼女たちは片づけることができないのでしょうか?
臨床心理士で神奈川大学教授の杉山崇先生にお話を聞いてみました。
表向きは「しっかり者」実際は「汚部屋住み」
汚部屋の住人の多くは、出かけるときは身だしなみを整えているので誰も汚部屋のことに気づいていないことも多いようです。
さらに、しっかりものに見られて周りから頼られている方もいます。
ですが、家に帰ると何かのスイッチが切れるのでしょうか、ぐったりと座り込む自分専用スペースに根をはやし、手の届く半径50cm以内ならテーブルでも床でもお構いなしに使ったものを置きっぱなし。
もちろん、このような部屋に満足しているわけではありません。
「不自由だなあ、片付けようかなあ」と思いながらも、「掃除や洗濯が先かなあ」と片付けは先延ばし。
横綱レベルの汚部屋の住人になると、掃除、洗濯もやろうと思いながら「後でやればいいか」とついつい後回し…。
汚部屋はどんどん汚部屋レベルの最高記録を更新することになります。
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