身近なところにもひそんでいる!? 「サイコパス」の特徴と対処法とは

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身近なところにもひそんでいる!? 「サイコパス」の特徴と対処法とは

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良心や思いやりが全くなくて、自己チューで好き勝手に振るまい、社会のルールを守らず、結果にしか興味がない人がいたら、あなたはその人にどんな感情を抱くでしょうか?

 

こうした性格の持ち主は「サイコパス(精神病質者)」と呼ばれています。サイコパスと聞くと犯罪者を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、法律家や経営者、軍人や技術者、医師やジャーナリストなど、社会で成功している人にもサイコパスはいると言われています。「身近にひそむ異常人格者」「社会の捕食者」とも呼ばれています。どんな特徴があるのでしょうか?

 

そもそも…「サイコパス」とは?

 

カナダの犯罪心理学者R.D.ヘア博士は、1970年代にサイコパスのチェックリスト(PCL-R:現在は改訂版)をつくりました。サイコパスの特徴としては次の20項目が挙げられています。

 

□表面上は魅力的で口達者
□自信満々でよく自慢話をする
□刺激を求める
□慢性的に平然と嘘をつく
□ずる賢く人を操ろうとする
□良心がまったくない
□他者に冷たい
□自分の行動をコントロールできない
□衝動的
□無責任で逆切れしやすい
□自分の過ちを決して認めない
□寄生的な生活
□性関係の乱れ
□幼少期からの異常行動
□現実的な長期にわたる目標がない
□行動にたいする責任が全く取れない
□短い結婚期間、多数の離婚歴
□青年期の非行
□仮釈放の取り消し
□犯罪面での多才ぶり

 

ヘア博士はサイコパスについて、先天的な脳(特に前頭)の障害を想定していました。また、男性に多く、欧米に多くアジアには比較的少ないといった統計的な調査もしていました。
サイコパスのなかには、人を人とも思わないところから凶悪犯罪を引き起こす人もいますが、犯罪者=サイコパスではありません。

 

サイコパスの間違ったイメージをもたれたこともあり、現在では、パーソナリティの障害である「反社会性パーソナリティ障害」と理解されることが一般的です。パーソナリティ障害はまた、病気というよりは、偏った性格のために周囲も自分をも苦しめている状態を指しています。
 

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