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執筆者:井上 愛子(保健師)
監修医:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ)
今や国民病ともいえる花粉症。日本人の有病率は4人に1人とも言われています。コンタクトレンズユーザーにとっては苦難のこの時期。大事な目を守るため、対策や予防などを見ていきましょう。
コンタクトレンズと花粉症
花粉症は、花粉によるアレルギー症状です。
約70%がスギ花粉によるものと言われていますが、ヒノキ、シラカバ、ブタクサなど50種類もの植物が花粉症を引き起こします。
花粉症とは、もともと身体にとって無害なはずの花粉に対して、体内から排除しようと過剰反応するアレルギー反応です。花粉は粘膜に付着しやすいため、粘膜のある鼻やのど、目に症状が現れます。
目の場合は、花粉などのアレルゲンが付着して炎症やかゆみを起こす病気を「アレルギー性結膜炎」と呼び、花粉の飛散する時期に多く発症します。
とくにコンタクトレンズを装着していると、レンズに付着した花粉が目の中にとどまるため、アレルギー性結膜炎を発症するリスクが増加します。
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