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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
キスをしただけで感染してしまう疾患「キス病」。
もし自分のパートナーがそうした感染症にかかっていたら、スキンシップだけで感染してしまうリスクがあります。
キス病とはいったいどういう病気なのでしょうか?
自分のためにも、パートナーのためにも、どんな病気なのか、詳しくみていきましょう。
唾液を介して感染する「キス病」
キス病は、「伝染性単核球症」とも呼ばれ、ヘルペスウィルスの一種である「EBウイルス」によって感染します。
キス以外にも、飲み物の回し飲みや口からの感染が多いのですが、咳やくしゃみで感染する可能性があるとも言われています。
この疾病に感染すると、病原体がリンパ腺の中で増殖するため、発熱や倦怠感、リンパ節の腫れ、のどの痛みなどの症状が現れます。
米国では全学級が閉鎖になった学校も
2014年11月20日、米国オクラホマ州の学校でキス病が発生し、12月まで全学級が閉鎖されるというニュースが報じられました。
州都オクラホマシティーの北部にあるウッドランド・パブリックスクールは「200人の生徒を感染のリスクから守るため、閉鎖を決めた」と説明しています。また、同州の教育委員会は「感染性の強い病気であることを考慮した」としています。
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