(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
人間の身体の60%ほどを占める水分。
細胞外の体液のうち、血管外の組織液が増えてバランスが崩れた状態が「むくみ」です。
むくみには、足など身体の一部がむくむ「局所性むくみ」と「全身性むくみ」とがあります。
今回は、その症状や原因、対策などを解説していきましょう。
むくみ、医学的には浮腫(ふしゅ)
むくみは医学的には「浮腫」と呼ばれています。
体内の水分のうち、血流が悪くなったり、老廃物を含んだリンパ液の流れが悪くなって、組織液(間質液)が異常に増えている状態を指しています。
たとえば、すねの場合、すぐ下に骨のあるむくみの部分を、数秒押して離すと、ペコっとへこんでしばらくは元に戻らない状態になります。
この状態が「むくみ」で、皮膚のある部分が異常にふくらむ「はれ:腫脹(しゅちょう)」とは区別されます。
むくみは水分の調節機構が障害されて起こります。
スポンサーリンク