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執筆:座波 朝香(助産師・保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
日本でも無痛分娩へのニーズは年々高くなり、関心を持つ方も増えてきました。
今回は、無痛分娩のなかでも一般的な方法とされる「硬膜外鎮痛法(こうまくがいちんつうほう)」に焦点をあて、その基本的な施術、メリットやデメリットについてご説明いたします。
出産の痛みとは
出産の痛みを例えて「鼻からスイカを出すくらい」などと表現されますので、分娩時、すなわち赤ちゃんが出てくる瞬間が最も痛い、と思われる方が多いかもしれません。
それよりも次から次へと起こる陣痛や、じわじわと赤ちゃんが産道を通る過程の方が痛い、という経験談もよく聞かれます。
もちろん痛みの感じ方には個人差がありますが、痛みが発生するメカニズムは同じです。
身体の各部位で発生した痛みは、感覚神経を通って背骨の神経に集まり、最終的に脳へと伝わります。
このとき私たちは「痛い」と感じるのです。
それでは、無痛分娩にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか?
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