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執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
昨今は生活様式の洋式化が進み、畳の上で過ごす時間は減少しています。
そして、日本伝統の座り方である「正座」をする機会も少なくなっているようです。
ですから、たまに法事などで正座をすると、足がしびれて痛かった、困った、恥ずかしかった…という話をよく聞きます。
どうして正座をすると足がしびれるのでしょうか?
今回は、正座による足のしびれの原因や対処法についてお話します。
正座とは
正座は日本の伝統的な座り方です。
正しい姿勢で座る、という意味から「正座」といいます。
膝を前にそろえてたたんだ屈膝座法(くっしつざほう)で、背筋を伸ばして座ります。
基本形は、両足をそろえて膝を折りたたみ、かかとの上にお尻をのせる状態で、このとき、足首がまっすぐになり、足の甲がたたみや床についている座り方です。
和式の生活様式や武道などのお作法で、ちょっとかしこまったシーンでよく見かける姿勢(座法)ですが、洋式の生活が浸透し、あまりする機会がなくなってきているようです。
正座は、腰から上は身体にとってやさしい座り方といわれます。
しかし、長時間になると、足がしびれる、膝や足首に負担がかかるなど、身体面での問題もでてきます。
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