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執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
いつも喉が渇いて水分が手放せなかったり、目が乾燥してつらかったりすることはありませんか?
もしかすると、その原因には「シェーグレン症候群」が関わっているかもしれません。
聞き慣れない名前ですが、決してめずらしいとは言えない病気です。
「シェーグレン症候群」とは?
「シェーグレン症候群」は、1933年にスウェーデンの眼科医ヘンリック・シェーグレンが発表した論文にちなんでその名がつけらました。
詳細は次項で触れますが、代表的な症状は乾燥症状で、男女比が1:14と言われるほど女性に多い疾患です。
近年、歌手の和田アキ子さんがシェーグレン症候群であることを公表して、この病気を知ったという方もいるかもしれません。
あまり聞き慣れない病名ですが、難病情報センターによると10~30万人の患者がいると推定されています。
患者の年齢層は50歳代がピークで中高年に多い病気ですが、まれに幼い子どもの発症も見られるようです。
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