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執筆:座波 朝香(助産師・保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
産後のメンタルヘルス不調、いわゆる「産後うつ」は、今や10人に1人は経験するとも言われています。
出産という大仕事を果たした後に直面する育児は大変ハードで、「ワンオペ育児」など社会問題にもなっています。
誰にでも起こりうる「産後うつ」は、早めの対処はもちろん、予備知識を持つことも重要なポイントです。
産後うつの症状
似た症状として「育児ノイローゼ」という言葉を思い浮かべる方も多いかもしれません。
こちらは育児ストレスから発症する神経症の一種といわれていますが、「産後うつ」との明確な違いは医師の解釈によってもさまざまです。
しかしながら「産後うつ」は、医学的に認知されている心の病です。
たとえば、以下のような症状が挙げられます。
とにかく気分が落ち込む
何事も楽しむことができない、興味がわかない
やることが多くて大変でうまくやれない
自信がない
理由もなく「ダメな自分」と責める気持ちがある
いつも不安や焦る気持ちがある
とくに理由もないのに泣けてくる
赤ちゃんが寝ている時など眠りたくても寝つけず休息がとれない
自分を傷つけたいという考えが浮かぶ
食欲がない
とにかく疲れる
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