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正常な生理 :生理の周期や期間も関係あるの?
一般的に、生理期間は5日程度といわれています。
正常な生理周期の場合、排卵からおよそ14日後に生理が始まります。生理の日数は5~8日程度ですが、生理が始まってからおよそ14日後に次の排卵があります。正常な生理周期であればこれをくり返すので、生理周期はおよそ25~38日となります。
これが正常な生理周期です。
毎回24日以内に生理がくる場合は「頻発月経」、毎回39日以上で生理がくる場合は「希発月経」とよばれ、毎回周期がバラバラになる場合は「不正周期」とよばれます。卵巣がうまく機能していない可能性がありますし、中でも「頻発月経」が長く続くようであれば、貧血になりやすい傾向にあり、治療が必要となることがあります。
また生理の期間が2日以内の場合は「過短月経」、8日以上続く場合は「過長月経」とよばれ、いつも8日以上続くような場合は、何かしらの病気が隠れていることもありますので、注意が必要です。
生理周期や生理期間は、個人差も大きいのですし、その時の状況、例えば強いストレスを感じた時や、何かの病気で薬を飲んでいる場合などは、数日程度のズレが起こることがあります。
しかし、これらの状態が続いていると妊娠を希望しても中々上手くいかないことがありますし、症状が特になくても卵巣や子宮の病気が隠れていることがあります。
おおよその自分の生理周期と生理期間を把握し、短くなること、あるいは長くなることが増えた場合は、一度婦人科で検査を受けてみることをおすすめします。
生理の経血とふつうの出血の違いは?
月経血とは、妊娠に備えて準備されていた子宮内膜が不要となり、はがれ落ちて膣口から流れ出て来たものです。
人は普通、血液が固まりにくい病気がある場合を除けば、身体のどこかに傷が出来て出血しても(傷の程度にもよりますが)自然と血は固まってきます。しかし、月経血には多くの血液が含まれていますが、固まってしまうことはありません。
月経血の中には血液を方増せない働きを持つ酵素が含まれているため、例えば子宮内膜が子宮の内側の壁からはがれる時に出血しても、また融解(溶けること)して流れ出て来ると考えられています。中にはレバー状のかたまりが出る人もいるかもしれませんが、この場合は子宮内膜症などの病気が隠れている可能性もありますので、注意が必要です。
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