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執筆・監修:株式会社 とらうべ
思春期にともなう身体の変化 はさまざまです。
これは大人の身体になるための準備ともいえる変化なのですが、どういった変化があるのかをみてみましょう。
思春期にともなう身体の変化 :二次性徴の特徴とは?
私たちの脳には「視床下部」と呼ばれる部分があります。この視床下部は、身体の中のさまざまなホルモンの量をチェックしながら女性ホルモンの分泌をコントロールしています。思春期になると視床下部は「性腺刺激ホルモン」を分泌するようになり、これにより脳の中になる「脳下垂体」という部分が、卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体化ホルモン(LH)を分泌します。
これを受け取った卵巣が、2つの女性ホルモンを分泌するようになります。女性ホルモンは身体のいろいろなところに作用し、大人の身体に変化させるのです。
皮下脂肪が増え、身体が丸みをおびる
身体全体に皮下脂肪が増えてきます。とくに腰やおしりのまわりに増え、身体全体が丸くなってきます。
それまではほぼ真っ直ぐだった腰まわりも、腰の太さよりも骨盤の発達や皮下脂肪が多くつくことで、くびれが分かるようになります。
乳房が発達して、少しずつふくらんでくる
乳首がちくちくする感じがしたら、乳房が大きくなってくる合図かもしれません。
乳房のふくらみは、片方ずつ大きくなってくることもあります。左右それぞれでだんだんとふくらんできますが、やがて両方が同じくらいの大きさになります。
骨盤が発達して、おしりが大きくなる
おしりのまわりには皮下脂肪も増えますが、骨盤そのものも発達するので、男性と比べるととても大きく感じるかもしれません。
わきの下や性器のまわりに毛が生えてくる
最初は軟らかい毛がまだらに生えてきます。だんだん毛がのびてくると、硬くてちぢれた毛になります。先に性器のまわりに生え始め、数か月してからわきの下の生えてくることが多いようです。
生理が始まる
思春期の終わりになると、生理が始まります。最初の出血を初潮と呼びますが、このときはまっかな血液というよりは、下着にチョコレートのようなシミが付くことが多いようです。
生理が始まる時期には個人差もありますが、多くの場合は乳房がふくらも始めてから2年くらいすると生理が始まることが多いようです。
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