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不妊治療や妊娠年齢 :40代の不妊治療について
不妊の原因は、女性側、男性側、あるいは両方に問題があるなど様々です。
女性の社会進出による晩婚化、医療の発達、生殖技術の進歩により、不妊治療を受ける人の数はここ数年で急激に増えていますが、技術が発達したから40歳を過ぎても不妊治療をすれば妊娠する、というわけではありません。
不妊治療にはいくつかの段階がありますが、高度生殖補助医療治療(ART:体外受精・胚移植法、顕微授精法など)を行っても、卵子自体の能力が低下するため、30代後半になると、妊娠することが難しくなり、45歳になるとほとんど妊娠することできなくなります。
流産率も同様に、年齢を重ねるにしたがって高くなっていきます。妊娠から出産までの間に何かしらの問題が起こるケースや妊娠高血圧症を起こすケースも多くなります。
不妊治療や妊娠年齢 :40代のbirth control(妊娠と避妊)
40歳代では妊娠の確率は非常に少なくなるのですが、それでもゼロになるわけではありません。全妊娠数に対する出生数と中絶数から算出された中絶率について年代別にみると、15~19歳が多く、年代が上がるごとに減少傾向になります。
しかし35歳を過ぎると今度は増加傾向となり、45~49歳がおよそ63%と最も多くなっています。
40歳代以上では妊娠数自体が少ないので実際の中絶件数は30歳代までよりもぐんと少なくなりますが、その一方で中絶件の割合多いのは、身体的、経済的な理由で産むという選択をすることができない割合が増えるということになります。
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