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風邪薬は症状を治すのではなく「抑える」
そのため、風邪の症状である熱やせき、鼻水などを解熱剤やせき止めなどの薬で抑えてしまうと、身体にとってはせっかくのデトックスのチャンスを逃してしまうことになります。
ここで覚えておいていただきたいのは、これらの薬は基本的に「風邪を治す」ものではなく「症状を抑える」ものだということ。風邪薬を飲んだから治るのではなく、薬で症状を抑えているうちに自然治癒力が働いて風邪が治るのです。
もちろん、頭痛や発熱などの症状がひどく、生活に支障が出るような場合は、限定的に薬を服用するのもよいでしょう。
しかし、ちょっとした症状ですぐに薬を飲むことは、身体にとってはデトックス作用が阻害されるばかりでなく、薬によって内臓に負担もかかるなど、身体を健やかな状態に保つ、という意味では反対の行為ともいえるのです。
上手な風邪のひき方とは
ちなみに、整体や東洋医学の世界では「上手に風邪をひく」という言葉がよく使われますが、これはおもに「風邪の症状をうまく経過させる」ことを指しています。
また、風邪を「身体が健康のために行っている働きである」ことを自覚し、その働きを助けるように過ごすという意味もあります。
風邪の上手なひき方のコツとしては、下記の3点があげられます。
1.身体を温める=厚着をするなどして汗をたっぷりかき、マメに着替えをする。ショウガ湯などを飲んでカラダを内側から温めるのも効果的
2.水分を多く摂る=冬場は特に冷たい水ではなく、白湯を飲むようにする
3.体温が平熱より下がったときは安静にする=風邪が治るときに体温が平熱より下がる時期がありますが、このときに安静にすることがカラダをより健やかにするための秘訣だそうです
それから、風邪をひいているときは内臓に負担をかけないような食生活も重要ですね。
上手に風邪をひくと、治ったときはカラダもスッキリして、とても気持ちがいいそうですよ。
また、これらの方法を行っても症状が改善しない場合は、無理をせず医師に相談することも大切。「風邪はデトックスのチャンス」と思って歓迎することができれば、ツラい症状も明るく乗り切ることができるかもしれませんね。
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