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日本の結核事情 を知っていますか?一見、過去の病気と思われがちな結核ですが、人口10万人当たり16.1人とまだ高く、「中蔓延国」に分類されているため、日本の結核患者を減らす計画が始まりました。
お笑いコンビ「ハリセンボン」の箕輪はるかさんや、タレントJOYさんの肺結核入院は、記憶に新しいところです。
米国(3.6人)、ドイツ(5.6人)、フランス(8.2人)などの諸国が「低蔓延国」に分類されている中、日本では、東京五輪が開催される2020年に向けて、患者を減らす取り組みと、新たな治療薬開発などの技術革新が進められています。
日本の結核事情 :結核の症状
結核は、結核菌が肺に感染して炎症が起きる病気です。2週間以上続く発熱、咳、痰、疲れやすい、食欲不振、寝汗などの症状が、気がつかない内に出ます。
結核の特徴は、感染しても全員がすぐに発病するわけではないことです。健康な状態だと、結核菌を吸い込んだとしても、免疫機能が作用して結核菌を抑え込んでしまいます。反対に、その人の体力が低下していたり、免疫機能が働かなくなったりしていると発病します。
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