(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
「女性のためだけに…」という文句はもう成り立たない?
ソロ男 がもつ経済力をターゲットに、ここ数年でさまざまな「独身男性向け商品」が販売されるようになりました。
たとえば、「 ソロ男 は甘いものが好き」という調査結果に目をつけたのが大手コンビニチェーンのファミリーマート。ジャンボサイズのプリンやロールケーキで有名な「俺のシリーズ」は、皆さんもよく知っていますよね。こちらは売り上げも順調で、毎年のように新製品が発売されています。
ほかにも住宅情報サイトや生命保険など、比較的大きなお金が絡む業種からも ソロ男 狙いの商品やサービスが登場しています。驚くことに「独身男性向けのブーケトス」を行う結婚式場まであるのです。
ソロ男 :これからは「男が余る時代」が本格的にやってくる
とはいえ、かつておひとりさまがブームになったときに比べると、知られるようになったとはいえ ソロ男 の認知度はまだ低く、どちらかというと世間に相手にされていないようなところがあります。
そうはいっても、日本が本格的に「男が余る時代」を迎えるのはほぼ確実。ソロ男をターゲットにした商品やサービス、そしてソロ男を題材にしたドラマやCMなどなど、この先増えていくのは間違いないでしょう。
それと同時に、「 ソロ男 はどう生きるべきなのか」というような、やや哲学的な命題がクローズアップされてくるかもしれません。若いうちはよくても、いずれやってくる「老後の問題」があるからです。
ソロ男 の場合、老後の生き方や終活についてはモデルケースがまだまだ少ないのが現状。遠くない将来には「突如人生に迷うソロ男」が増えるだけでなく、迷った末の「超・年の差婚」、ソロ男とおひとりさまとの「超・高齢者婚」などなど、今ではあまり考えられない結婚の形が、珍しくなくなる可能性もあります。
●文/構成:鳥越みほ(とりごえみほ)
フリーエディター/ライター。早稲田大学卒業後、総合出版社を経て独立。恋愛・結婚や美容など、女性のライフスタイルについての原稿を数多く執筆している。
スポンサーリンク