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子どもの学力格差 子どもの興味・関心・やる気に影響を与えるものは?
「子どもへの生活習慣(しつけ)」や「親自身の生活態度」「子どもと一緒の時間」などが、子どもの興味・関心・やる気に大きな影響を与え、間接的に親の意識が子どもの学力に結びついてもいます。
子どもの学力は、収入が多いほうが「多額の教育費を掛けやすい」という直接要因のみならず、「親の意識」という間接的な要因が重なり合うことで、結果として学力に現れているのかもしれません。
とはいえ、学力=テストの点数が全てではありません。暗記力を高める訓練を受けた子どもたちは、テストに強くなり、結果を出すことができる、ということに過ぎません。
暗記力を高めるためには、塾などに通わせることが有効かもしれませんが、本来求められるのは、その子どもにとって有用な「興味」と「向上心」と「根気(継続する力)」を身につけさせることだと思います。
子どもの学力格差 収入による学力差を埋めるには子どもへの関心を高めること
生まれたばかりの子どもは全員天才です。人により興味の有無や得意・不得意の違いはあれども、人間本来がもつ基本的な能力に大きな違いはありません。
ところが、その子が育った家庭環境や社会情勢などの外部要因で、将来は大きく変わってしまいます。
だからこそ、親の収入の多少というギャップを乗り越えるためにも、親は子どもに対する関心を高め、子どもの意欲を引き出し発展させることを念頭において子育てを行いましょう。
<参考資料>
「平成25年度全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究」(お茶の水女子大学)
http://www.nier.go.jp/13chousakekkahoukoku/kannren_chousa/pdf/hogosha_factorial_experiment.pdf
<執筆者プロフィール>
石村衛(いしむら・まもる)
FP事務所:ライフパートナーオフィス代表ファイナンシャルプランニング1級技能士(CFP)東洋大学卒業。メーカー勤務の後、FP事務所:ライフパートナーオフィスを横浜市戸塚区に開設。地域に根ざしたFP活動を志向し、住宅ローン、不動産・証券投資、保険、貯蓄・など一般家庭のお金にまつわる様々なアドバイスを行っている。 お金に係わる出前授業を小・中・高校で実施。また、高等学校の保護者会などで進学費用や奨学金・教育ローンの講演多数。東京都金融広報委員会 金融広報アドバイザーとして活動中。
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