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間質性肺炎 について見てみましょう。
NHKのアナウンサーから俳優に転身した俳優の小泉博さんは5月31日、間質性肺炎のため亡くなられました。間質性肺炎というのは少し耳慣れない言葉ではないでしょうか。実際、肺炎の中でも特異な位置づけとなっています。
一般的な肺炎は、空気をためておくための、ブドウの房のように袋状をした肺胞の中に炎症が起きます。一方、間質性肺炎では肺胞の壁に炎症が起きます。咳や息切れが主な症状です。
間質性肺炎 の原因を特定して取り除く
間質性肺炎はさまざまな原因によって生じ、原因の違いによって分類されます。たとえば、石綿を吸入して起きたものを石綿肺、加湿器についたカビによるものを加湿器肺、空調機についたカビによるものを空調機肺、肥料に付着したカビによるものを農夫肺、と呼びます。
治療では、まず何が原因になっているのかを特定し、抗生剤や抗ウイルス薬を用いてこれを取り除きます。それだけでは進行を止められない場合はステロイドや免疫抑制剤を用います。
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