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子どもの身体能力の低下 の理由?
カラダを使って遊ばなくなった子供たち
あるベテランの先生は、子供の身体能力が低下している原因として「外で遊ばなくなったこと」や「カラダを使って遊ばなくなったこと」をあげていました。たしかに「昭和の子供たち」は、外で遊んだり友達とカラダを使って遊んだりするなかで、「カラダの使い方」や「力の加減」といったことを自然と身につけることが多かったように思います。
ゲームでも反射神経や動体視力が鍛えられる部分はあると思いますが、それがカラダの動きと連携していないところから、「転んでもとっさに手をつけない」というような問題が出てくるのかもしれません。
子どもの身体能力の低下 環境の変化による影響も
ほかにも「遊ぶ環境の変化」を子供たちの身体能力が低下している理由としてあげる先生もいます。
かつて、子供たちが遊んでいた屋外の多くの場所は、地面が舗装されておらずデコボコ。そのうえ、大きな石や背の高い雑草などの障害物もあちこちにありました。こうした足場の悪いところで遊んでいると、「転ばないためのバランス感覚」や「転んでもケガをしないカラダの使い方」が身につくものなのかもしれません。
しかし、現在ではほとんどの道路は舗装され、車を気にして子供が外で遊べないケースも当たり前となっているようです。さらに、公園においても「子供がカラダを使って遊べる」ような遊具が次々と撤去されるような事態がおこっており、子供たちが身体感覚を身につける機会がどんどん失われている状況といえます。
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