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働き盛りの喀血 について考えてみましょう。
健康に注意が必要なのは誰でも同じですが、人生の後半戦に突入した中高年は、特に身体のあちこちに不具合が起こりがち。命に関わるような病気にかかっているにもかかわらず、そのシグナルに気づかない人、あるいはシグナルを無視する人もいます。ここでは、そうした要注意のシグナルのひとつである「吐血」(とけつ)と「喀血」(かっけつ)について説明します。
吐血と喀血の違いとは
吐血も喀血も、ともに口から血を吐くことです。血を吐くことはそれだけで大変な驚きですが、どのような時に血を吐いたのか、その血がどんな色なのかなどによって原因や深刻度が異なります。まずは、吐血と喀血の区別について知っておきましょう。
吐血
食道や胃や二指腸などの消化器系の器官からの出血です。多くは暗赤色や茶褐色など暗い色をしており、血液は凝固します。ただし、鮮血を大量に吐き出す場合もあります。
喀血
気管や気管支、肺などの呼吸器系の器官からの出血です。咳などと一緒に起こり、血液が泡沫(あわ)と一緒に出てきます。血液は鮮紅色の場合が多く、凝固しません。
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