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レントゲンの被曝量は無視できるレベル
レントゲン撮影に対する不安は、被曝の影響で将来白血病になったり不妊になったりするのではないかといったものでしょう。確かに、子供が放射線の被曝によって発がんする確率は完全にゼロというわけではありません。具体的には、1mSv(ミリロシーベルト)被曝すると、がんや白血病を発症する確率は約0.01〜0.015%高くなると言われています。
レントゲン撮影による子供の実際の被曝は約0.08mSvですから、1回の撮影による発がんのリスクは、0.0008〜0.0012%ほどしか上がらないことになり、影響は無視できるほど小さいと言えます。また、不妊については生殖器に対して2500〜6000mSv以上被曝した場合に起こると言われているので、まったく心配ないレベルです。
風邪をこじらせ肺炎になりやすい赤ちゃん
赤ちゃんが風邪をこじらせて肺炎になったという話はよく聞きます。どうしたらこじれてしまうのでしょうか。風邪は、鼻や口からウイルスや細菌といった病原体が体内に入って感染します。喉の炎症や発熱、鼻水、咳などの症状が出ます。身体の免疫力が低下していると、普段ならば痰と一緒に体外に出るようなウイルスや細菌が気管支に残ってしまい、それが肺の先端の組織にまで達します。これが肺炎です。
特に月齢の低い赤ちゃんは免疫力が弱いので、肺炎になりやすいのです。高熱や激しい咳、呼吸困難などを起こす場合もあります。赤ちゃんは重症化しやすく、脱水も起こしやすいので、速やかに入院などの措置をとる必要があります。血液検査を行い、白血球の数などを調べ、原因がウイルスか細菌かを特定します。肺の音を聴診器で聞いて、必要があればレントゲン撮影も行い、診断を下します。
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