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揺さぶられっ子症候群の症状
新生児期から6か月くらいまでの乳児は、頭を支える首の筋肉が未発達であるため、揺さぶられっ子症候群になりやすい時期です。発症すると、ぐったりする、ミルクを飲まない、顔色が悪い、嘔吐する、けいれんを起こす、起してもすぐに寝てしまう──など症状が見られます。このような状態になったらすぐに病院に相談し、医師の判断をあおぐ必要があります。脳のCTやMRIなどの検査によって揺さぶられっ子症候群が判明した場合は、すぐに頭蓋内血腫除去術という手術を受ける必要があります。対応が遅れると死亡したり、重い障害が残ることもるので迅速な対応が重要です。虐待が原因で障害児となり、施設に入った子供のうち、6割以上に揺さぶられっ子症候群の疑いがあると言われているほどです。
子供が泣いている時の対処法
小さな子が泣いていて、泣き止まない、なぜ泣いているのかわからないという時に、泣き止ませようとして強く揺すってしまったりすると、揺さぶられっ子症候群になる可能性があります。軽く揺り動かす程度なら問題はありませんが、頭がガクガクと揺れるような揺さぶり方は絶対にしてはいけません。そのような揺すり方をすると、脳と頭蓋骨をつないでいる血管が引きちぎられ、頭の中に出血が広がるのです。具体的には、1秒間に3〜4回往復するほどの激しい揺さぶりで、出血が起きることがわかってきました。
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