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泣き止ませようとして揺さぶるのは間違い
よく「子供は泣くのが仕事」と言われますが、赤ちゃんが泣いている時にすぐに泣き止ませようとすると、かえってストレスになることがあります。泣き止ませようとして、意図せずに結果的に重大な被害を招いてしまうケースもあるようです。しかし、「早く泣き止ませよう」と焦る必要はありません。「運動だと思って泣かせておこう」というくらいの気持ちで大丈夫。赤ちゃんから少し離れて、気持ちを落ち着かせることも大切です。
赤ちゃんをあやす時の注意点
繰り返しますが、首がすわっていない赤ちゃんに対して、頭が前後にガクガク揺れるようなことはしてはいけません。また、赤ちゃんを空中に放り投げてキャッチする、いわゆる「高い高い」のように、からだ全体を揺さぶり続ける行為も危険です。そんなつもりがなくても、これらの行為は虐待なのです。あやすときは、頭と腰をしっかり支えてゆっくりと動かしましょう。強く揺すると赤ちゃんは興奮してしまい、かえって激しく泣く場合もあります。そんな時は、一度布団に寝かせてみるなどして、落ち着かせることを心がけてください。
執筆:南部洋子(助産師)
監修:岡本良平医師(東京医科歯科大学名誉教授)
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