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意識高い系とかまってちゃん :何故、「意識高い系」「かまってちゃん」はネガティブに捉えられる
日本人は人前で自分をアピールすることを疎む傾向が強い国民性をもっています。「出る杭は打たれる」のことわざのとおり、人と違うことをしたり、目立ったりすると、非難される事が多いお国柄です。「意識高い系」や「かまってちゃん」が、人から注目されようとするのを見て、イラっとする人が多いのは、自己主張をせず秩序を守る事を美徳とする日本人のDNAが、気づかないうちに、反応しているせいかもしれません。
意識高い系とかまってちゃん :「意識高い系」はグローバルスタンダード?
最近では、日本人の中にも、自己主張の強い人が増えてきていますし、社会もある程度、自己主張の強い人達に対する許容範囲が広くなってきたようです。とはいえ、欧米社会と比較すると、まだまだのようです。「日本人は自己主張が下手」というのは、よく外国の方にいただく日本人評です。欧米社会では、特にビジネスの場で、自分が有能であることをどんどんアピールする事は、普通のことです。日本人のように、謙遜の美徳を重視していたら、競争に負けてしまいます。そういう意味では、グローバルスタンダードは、寧ろ「意識高い系」。今後日本人が国際競争で、生き残る為には、「意識高い系」化が必要かもしれません。
<監修・取材協力>
小西瑞穂(こにし・みずほ)
国立研究開発法人国立成育医療研究センター・エコチル調査メディカルサポートセンター・博士研究員
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