運動機能の低下予防 !立ち上がる能力と、歩く速さがロコモ予防の鍵

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運動機能の低下予防 !立ち上がる能力と、歩く速さがロコモ予防の鍵

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ここでは 運動機能の低下予防 についてご紹介します。
65歳以上の人が平均4年後に介護サービスが必要になる予測因子には次の2つがあります。

1)椅子からの立ち座りを5回繰り返すのに要する時間(秒)が長くかかる

2)通常歩行の速度(m/秒)が遅い

(日本整形外科学会「ロコモ度を判定する「臨床判断値」を発表」より)

 

運動機能の低下の出現には順序があり、椅子から立ち上がる能力、歩行速度の低下は早期に現れます。一般的に家事労働、社会的活動、身辺処理動作などの機能低下はその後になります。運動機能を維持し、自立した生活を続けるには、運動機能の低下を適切に判定して早期に対応を始めることが大切です。

 

骨・関節・筋肉・神経といった運動器の障害による移動機能の低下をロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)といいます。公益社団法人日本整形外科学会は、ロコモの進行状況(ロコモ度)を判定する臨床診断値を発表しています。さっそく、立ち上がる能力と、歩行速度のテストを試してみましょう。

 

 

運動機能の低下予防 (1)
◆「立ち上がりテスト」で垂直方向への移動能力を判定

 

ロコモの進行状況は、移動能力の低下が始まっている「ロコモ度1」と、生活は自立しているが移動機能の低下が進行している「ロコモ度2」に区別されます。立ち上がる能力を判定するテストがどのようなものなのか確認しておきましょう。

 

まず、ロコモ度1の立ち上がりテストでは、「どちらか一方の片脚で40cmの高さから立ち上がれるかどうか」をチェックします。できなければロコモ度1です。

 

次に、ロコモ度2の立ち上がりテストでは、「両脚で20cmの高さから立ち上がれるかどうか」をチェックします。できなければロコモ度2となります。

 

 

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