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英王室のキャサリン妃が着用することでも知られるスキニージーンズは、世界中で若者の支持を集めています。しかし、英医学誌「神経学・神経外科学・精神医学ジャーナル」電子版に6月23日付けで掲載されたKarmen Waiらの報告によれば、下肢を圧迫するスキニージーンズは筋肉や神経に障害を与える恐れがあるそうです。
参考:Fashion victim: rhabdomyolysis and bilateral peroneal and tibial neuropathies as a result of squatting in ‘skinny jeans’
(http://jnnp.bmj.com/content/early/2015/05/27/jnnp-2015-310628.full)
スキニージーンズの圧迫に注意 : 下肢を圧迫することのリスク
スキニージーンズに限らず、特殊な衣類によって下肢を圧迫することのリスクはしばしば指摘されてきました。例えば、国民生活センターの2011年4月8日付けの報告は、下肢を圧迫することの効果をうたった衣類の問題点を指摘し、医療用に用いられる弾性ストッキングとの比較を行っています。
医療用の弾性ストッキングは「不具合が生じた場合でも、人体へのリスクが極めて低いと考えられるもの」にあたりますが、複数の注意表示によって危険性を訴えてもいます。痛み等の異常を認識できないおそれのある糖尿病患者へ使用しないこと、使い方によっては「血行障害」「神経障害」を起こすこと、などです。
参考:加圧を利用したスパッツの使い方に注意!(国民生活センター)
(http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20110408_1.pdf#search='%E4%B8%8B%E8%82%A2%E9%9D%99%E8%84%88%E7%98%A4%E3%81%AE%E5%A2%97%E5%8A%A0+%E3%83%AC%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%82%B9')
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