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早期予防を心がけて
弁膜症の手術をし、医師から痩せるように指示があったという、ヘイポーさん。肥満や生活習慣病とも関連がある弁膜症ですから、他人事でもないという人も多いでしょう。
早期発見も重要ですが、生活習慣病に関連する病気には、早期予防が最も重要です。肥満、とくに内臓脂肪蓄積型の肥満では、中性脂肪を上昇させたり、血糖値のコントロールが難しくなるため、動脈硬化がすすみやすくなります。動脈硬化は動脈瘤を作りやすくし、弁膜症の原因にもなります。
自分の検診結果を見てみましょう。中性脂肪の値や、HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)にも着目してみます。正常値でも上昇してきている場合には要注意です。
その他、リウマチや先天性の異常、感染症なども動脈硬化の原因となるため、既往症がある場合には定期検査を受けるなど、早期発見に努めましょう。
執筆者プロフィール:座波浅香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師。株式会社とらうべ社員。大手病院産婦人科勤務を経て、現職では育児相談や妊産婦指導に従事
監修:岡本良平医師(東京医科歯科大学名誉教授)
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