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卵巣のう腫だと診断されたら…やっぱり手術なの?
こういった検査の結果、卵巣のう腫だと診断された場合は当然治療が必要になります。ただ、卵巣のう腫になったからといって、いきなりすぐ手術をするわけではありません。
医師によって基準は違いますが、大きさが5cmくらいまでの卵巣のう腫なら、外来での定期的な経過観察を行うのが普通。大きくなりさえしなければ無理に取り去る必要はないのです。
手術の可能性が出てくるのは、一般的に5~7cm以上の大きさになったときだといわれています。あまりにのう腫が大きくなると卵巣が根元から回転してねじれたり、突然破裂してしまったりする危険があるからです。
卵巣のう腫の治療 :手術をせずに経過観察だけの場合もあります
卵巣の手術…と聞くと女性なら誰でもちょっと怖い感じがしますよね。「そんなことすると妊娠できなくなっちゃうのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、そう考えるのはちょっと早計です。卵巣のう腫はあくまで良性の腫瘍。ですから、30代までの女性や将来的に妊娠を希望する女性の場合は腫瘍の部分だけを摘出して、正常な部分を残すよう手術をするのが一般的です。
ただ、卵巣がすでに壊死していたり、悪性の可能性がある場合はやむなくすべて摘出しなければなりません。場合によっては卵管までも切除するケースもあります。
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