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パーキンソン病の治療薬 について考えさせられる出来事がありました。埼玉県熊谷市の特別養護老人ホームで、別の人に飲ませる予定だったパーキンソン病の治療薬を88歳の女性入所者に対して飲ませてしまい、その女性が死亡したという事件が起こりました。女性が本来飲むはずだったのは血圧降下薬で、その女性は服用直後に嘔吐し、病院に搬送されましたが、3日後に肺炎で死亡したとされています。パーキンソン病の薬とはそんなに作用が強いものなのでしょうか? また、女性の直接的な死因の肺炎とはどういう関係があるのでしょうか?
パーキンソン病とは
女性が誤って薬を処方された「パーキンソン病」とはどんな病気でしょうか? この病気は、脳が出す指令がうまく伝わらず、身体のスムーズな運動ができなくなる神経変性疾患です。50〜60歳代で発症することが多く、日本人では1000人に1人が発症するといわれています。正確な原因はわかっておらず、高齢者に多い病気ですが若い人でも発症することがあります。治療は薬物療法が中心です。
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