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脳を突き刺す傘 というショッキングな出来事が起こりました。
ナイスショットを想像しながら、傘でゴルフのスイング。
「カキーン!」と叫びながら、傘で素振り……。
誰でも一度くらいはやったことのある、傘を使ったお遊びや気分転換。
でも傘を振り回すことが重大かつ深刻な死亡事故につながりかねないことが明らかになりました。
あなたは、傘をきちんと扱っていますか?
脳を突き刺す傘 :同僚の目を傘で突いて死亡
6月27日、職場の同僚(55)の目を傘で突いたとして、54歳の男が警視庁に逮捕されました。逮捕されたシステムエンジニアの男は、被害男性を含む会社の同僚3人の計4人で酒を飲み、帰宅する途中でしたが、JR東京駅付近の路上でもみ合いとなった際、持っていた傘が男性の左目に刺さりました。
傘を振り回したとみられる男は警察に対し、「仕事のことで口論になり、傘でたたいた」と話しています。
目に傘が刺さった男性はすぐに病院に運ばれましたが、傘の先端は脳にまで達していて、「脳損傷」および「頭蓋内出血」と診断されました。
頭部外傷のなかでも重症の「脳損傷」では、頭蓋内に損傷を受けているため、手術後に新たな頭蓋内出血や頭蓋内圧亢進が出現したりすることもあります。
また、いったん生じた脳損傷は、脳のむくみや出血など、次の脳損傷へと進展していきます。この二次性脳損傷を抑えられなければ、最終的には脳死へと至ってしまいます。
いったん機能不全になった脳を回復させる有効な治療法はありません。
意識不明の重体となっていた男性は、7月11日に入院先の病院で死亡しました。
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